ハム矢野、現役最終打席まで技術向上を追求し左前打「引き出しになった」

指導者転身を望む声多数 恩師・竹田氏もビデオメッセージで期待

 引退後の進路は未定だが、指導者転身を期待する声は多い。引退セレモニーに寄せたビデオメッセージの中で国学院大時代の恩師である竹田利秋氏は「持ち前の明るさと面倒見の良さで、野球に取り組む姿勢、本気度というのをこれから若い人たちに伝えていってほしいと思います。特に君は指導も上手ですから、そういう機会が得られたらいい指導者になると思います」と語った。

 セレモニーを終えた矢野は「まだやれそうな気がしていますが、やりきったので、すっきりしています」と晴れ晴れとした表情。13日からのクライマックスシリーズ(CS)には帯同しないが、11日のシーズン最終戦(本拠地ロッテ戦)は後輩たちと一緒に過ごす。

「自分ができることは限られますが、やれることをやって、チームメートと勝ちに向かっていきたいです」とリーグ3位からの日本一を目指す後輩たちを後押しする。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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