CS展望 短期決戦に強いチーム、弱いチームをチーム別勝敗から紐解くと…

広島はCSで大きく負け越し、ヤクルト&巨人も数字上はパンチ不足

◯セ・リーグ

中日 22勝14敗1分 勝率.611
CS1 8勝3敗0分 CS2 14勝11敗1分

DeNA 9勝6敗0分 勝率.600
CS1 4勝2敗0分 CS2 5勝4敗0分

ヤクルト 9勝9敗0分 勝率.500
CS1 4勝5敗0分 CS2 5勝4敗0分

巨人 19勝23敗1分 勝率.452
CS1 6勝5敗0分 CS2 13勝18敗1分

広島 6勝9敗1分 勝率.400
CS1 2勝1敗1分 CS2 4勝8敗0分

阪神 8勝12敗1分 勝率.400
CS1 4勝12敗1分 CS2 4勝0敗0分

 ヤクルトはファーストステージではレギュラーシーズン2位で出場して勝ち上がり、3位では敗退している。

 巨人はファーストステージは4回出場して2回勝ち上がり。勝ち上がりは2位、3位でそれぞれ1回ずつ。ファイナルステージは負け越している。今季は最終戦でCS出場を決めたが、退任する高橋由伸監督のためにも頑張りたいところだ。

 CSができた当初は中日が強かった。特にファーストステージは4回出場してすべて勝ち上がっていた。しかし今回は出場せず。DeNAは、CS出場こそ2回だが、ファーストステージは2回とも勝ち上がり、昨年はファイナルステージでも優勝の広島を下した。短期決戦に強いのだ。今季出場すれば面白い存在になったはずだ。

 広島はファイナルステージで4勝8敗と大きく負け越し。今年も予断を許さない。

 データを紐解くと、今年はリーグ優勝した西武、広島とも短期決戦はあまり得意としていないチームだ。ただ、両リーグとも、短期決戦に強い意外性のあるチームが出場を逃している。下剋上があるのか、それともすんなりレギュラーシーズン優勝の2チームが日本シリーズへ進出するか。

 今年のクライマックスシリーズの日程は以下の通り。民放、BS、CS各局で放送予定。今シーズンからプロ野球11球団の公式戦主催試合(一部を除く)を配信しているスポーツ・チャンネル「DAZN(ダゾーン)」でも全試合配信される。

◯セ・リーグ
▽ファーストステージ ヤクルト-巨人(神宮球場)
第1戦 13日(土) 18時
第2戦 14日(日) 18時
第3戦 15日(月) 18時
16日(火) 18時(予備日)

▽ファイナルステージ 広島-1stステージ勝者(マツダスタジアム)
第1戦 17日(水)18時
第2戦 18日(木)18時
第3戦 19日(金)18時
第4戦 20日(土)13時30分
第5戦 21日(日)13時30分
第6戦 22日(月)18時
23日(火)18時(予備日)
24日(水)18時(予備日)

◯パ・リーグ
▽ファーストステージ ソフトバンク-日本ハム(ヤフオクドーム)
第1戦 13日(土)13時
第2戦 14日(日)13時
第3戦 15日(月)18時
16日(火)18時(予備日)

▽ファイナルステージ 西武-1stステージ勝者(メットライフドーム)
第1戦 17日(水)18時
第2戦 18日(木)18時
第3戦 19日(金)18時
第4戦 20日(土)14時
第5戦 21日(日)13時
第6戦 22日(月)18時
23日(火)18時(予備日)
24日(水)18時(予備日)

(広尾晃 / Koh Hiroo)

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