今年の選手はどうなるか…ドラフトの“答え”が出るのは5年後!? 13年は「大豊作」
森&山川が主軸を打つ西武、ソフトバンクは加治屋&森&上林と大豊作
◯中日
1鈴木翔太 投
2又吉克樹 投
3桂依央利 捕
4阿知羅拓馬 投
5祖父江大輔 投
6藤沢拓斗 内
育成1 岸本淳希 投
育成2 橋爪大佑 内
出世頭は2位又吉克樹。5年間で282試合に登板、主に中継ぎとして31勝21敗100ホールド。昨年は9試合に先発し、完投勝利も挙げた。ただ、今年は勝負どころで痛打を浴びることも多く、40試合登板、防御率6.53と不振に終わった。
松井を外して1位指名した鈴木翔太は昨年15試合(12先発)5勝5敗ときっかけをつかんだかに思えたが、今年は2試合(2先発)で勝利なし。5位祖父江大輔がリリーフで2017年に35試合登板、防御率2.57をマークするなど、安定した成績を残している。
◯阪神
1岩貞祐太 投
2横田慎太郎 外
3陽川尚将 内
4梅野隆太郎 捕
5山本翔也 投
6岩崎優 投
外れ外れ1位で日本ハムと競合して指名権を獲得した岩貞は5年で24勝34敗。2016年には10勝を挙げ、5年間で負け越してはいるものの、先発ローテの一角に食い込んでいる。3位陽川尚将は16年、17年とウエスタン・リーグで本塁打、打点の2冠に輝き、今季は75試合に出場して打率.252、本塁打6と長距離打者の素質を開花させつつある。4位梅野隆太郎も今季132試合出場で正捕手として定着。主力として育っている。
◯西武
1森友哉 捕
2山川穂高 内
3豊田拓矢 投
4金子一輝 内
5山口嵩之 投
6岡田雅利 捕
7福倉健太郎 投
1位森友哉、2位山川穂高がレギュラーの座を手にした。森は当初、打撃優先で指名打者や外野で使われることもあったが、今年は本来の捕手に戻ってレギュラーポジションを確保。山川は47本塁打で本塁打王を獲得した。バックアップ捕手の岡田雅利もこの年の6位指名と、戦力に育っている。
◯ソフトバンク
1加治屋蓮 投
2森唯斗 投
3岡本健 投
4上林誠知 内
育成1 石川柊太 投
育成2 東方伸友 投
育成3 曽根海成 捕
育成4 張本優大 捕
支配下指名4人ながら、1位加治屋蓮、2位森唯斗、4位上林誠知がいずれも今年大活躍。加治屋は72試合4勝3敗31ホールド、森は37セーブでセーブ王。上林は143試合フル出場で.270、22本塁打をマークし、強肩の外野手として主軸を打つ。育成1位には先発・リリーフ兼用で今年13勝の石川柊太もおり、この年のドラフトでもっとも成功した球団。