驚きを隠せない元楽天AJ 打者・大谷翔平が1年目から発揮した非凡な能力とは
打者としての成功は投手より難しいと心配していたジョーンズ氏
渡米1年目の大谷翔平投手がメジャーに最も強い衝撃を与えたのは、打者としての能力の高さだろう。わずか326打数で22本塁打をマーク。長打率はシーズン通算で.564、後半戦では.596をマークし、特にセンター方向への特大弾を連発して本拠地エンゼルスタジアムを熱狂させた。
メジャーでプレー経験のある元選手たちも、その打力には驚きを隠せなかったようだ。DAZNではオフの新番組「Home of Baseball」の配信を2日から開始。第1回は大谷の特集で、投手編(2日から)、野手編(9日から)に分けてルーキーイヤーを様々な角度から分析している。エンゼルスのOBで地元テレビ局の中継解説者を務めるMLB132勝のマーク・グビザ氏、日米通算2148安打、484本塁打(MLB通算434本塁打)のアンドリュー・ジョーンズ氏、エンゼルスOBで現在はオリックスのシニアアドバイザーを務める長谷川滋利氏、元レイズ(デビルレイズ)の岩村明憲氏らが登場。2013年、2014年の楽天在籍時に大谷との対戦経験もあるジョーンズ氏は、MLB屈指のスラッガーとしての観点から、大谷の「二刀流」の打撃面について語った。
ジョーンズ氏は「投手・大谷翔平」がMLBで通用することには確信があったが、自分と同じ打者として成績を残せるかということに関しては心配もあったという。その理由を、ジョーンズ氏は「メジャーの投手の方が打者に対して迅速に修正するからです」という。
「オオタニの投球を見て、素晴らしい球の持ち主だと思いました。いい投手になれます。ただ、誰もが気にしているのは、打者としてやっていけるかということです。キャンプでは結果を残せませんでした。しかし、オオタニは見事に修正しました。彼は修正する能力に長けている。そしてたくさんの本塁打を打ち、目を見張るべき成績を残しました」
ジョーンズ氏も、大谷の非凡な修正能力には驚きを隠さなかった。