現役続行への“狭き門” 戦力外からトライアウトで契約に至った選手たち
巨人戦力外→ヤクルトと契約の井野は今季キャリアハイを更新
◯2014年(60人)
北方悠誠投手(20)
DeNA戦力外→ソフトバンク(育成)
東野峻投手(28)
オリックス戦力外→DeNA
梅津智弘投手(31)
広島戦力外→楽天(育成)
八木智哉投手(31)
オリックス戦力外→中日
佐藤祥万投手(25)
日本ハム戦力外→広島
田中大輔捕手(29)
中日戦力外→オリックス
井野卓捕手(30)
巨人戦力外→ヤクルト
森越祐人内野手(26)
中日戦力外→阪神
堂上剛裕外野手(29)
中日戦力外→巨人(育成)
静岡県草薙総合運動硬式野球場と読売ジャイアンツ球場で開催された2013年トライアウト。計60人が受験した。2010年に13勝を挙げた東野はDeNAと契約を結んだが、2015年はわずか3試合の登板に終わり現役引退。広島時代に計290試合に登板した経験豊富なリリーフ梅津は楽天と育成契約。その後、支配下登録を勝ち取るも1試合の登板にとどまり同年オフに引退した。ヤクルトと契約を結んだ井野は、4年目の2018年にはキャリア最多の47試合に出場。多くの部門でキャリアハイを記録した。
◯2015年(47人)
山内壮馬投手(30)
中日戦力外→楽天
金伏ウーゴ投手(26)
ヤクルト戦力外→巨人(育成)
鵜久森淳志外野手(28)
日本ハム戦力外→ヤクルト
白根尚貴外野手(22)
ソフトバンク戦力外→DeNA
これまで2回にわたって開催されていたトライアウトだが、この年から1回に短縮された。静岡県草薙総合運動硬式野球場で開催された2015年トライアウト。計47人が受験した。2012年にセ8位の防御率2.43、10勝を挙げた山内は楽天と契約したが、2016年は1試合の登板にとどまり引退。ヤクルトと契約した鵜久森は2016年にキャリア最多の46試合、続く2017年も45試合に出場し、この2年だけで11年を過ごした日本ハム時代の通算本塁打にあと1本に迫る5本の本塁打を放ったが、今オフに2度目の戦力外通告を受けた。