大谷の新人王で場外戦!? NYファンに“手のひら返し”記者が反論「直視すべき」
「彼の成績が相応しかった。それが歴史的だったということで輝きを増している」
パッサン氏はバッシングに対する挑戦状を突きつけている。最大の“標的”はアンドゥハーこそ新人王と確信するヤンキースファンだ。
記者投票の結果とパッサン氏の投票はアンドゥハー2位で合致していたが、「この結末は特別に声高なヤンキースファンを満足させるものではなかった。アンドゥハーが授賞にふさわしいと主張していたが、彼はふさわしくない」とNYファンの主張を一刀両断。打率.297、27本塁打、92点という優秀な成績を残したアンドゥハーについて、ルーキーではトップの打撃成績で「10年前なら圧勝できただろう」と分析する一方で、拙い守備という“足かせ”があったと指摘している。
逆に、大谷の選出については「ルーキーのどの部門でもリードしていないが、それがどうした? 授賞や重要な価値を示す必要条件ではない」と持論を展開した上で「全米野球記者協会は誇るべきだ」と断定。そして、大谷は打者として367打席にとどまったが、長打率と出塁率を加えて、パークファクターも合算したOPS+という指標ではエンゼルスのマイク・トラウト外野手、レッドソックスのムーキー・ベッツ外野手に続き、メジャー7位だったことも紹介している。
投手としては並外れており、被打率.202、被出塁率.289、被長打率.332という成績は、ダイヤモンドバックスの平野佳寿投手、アスレチックスのルー・トリビーノ投手ら「堅実なリリーフ投手に似た成績」と評価。最後に「ショウヘイ・オオタニは歴史的な存在だから新人王に選出されたのではない。彼の成績が相応しかった。それが歴史的だったということで輝きを増しているのだ」と結論づけている。
ヤンキースファンのバッシングに一歩も引かない態度を示したパッサン記者。大谷はオフシーズンもアメリカで大きな話題を提供している。
(Full-Count編集部)