フィリーズで地区5連覇 黄金時代担った強打の名二塁手、アトリーが引退
フィリーズ黄金時代最後の生き残りが姿を消す
FA権を得た2007年1月に7年8500万ドル(約95億2000万円)の大型契約を結ぶ。契約の前半は主力選手として活躍したが、2011年に右ひざ、12年には左ひざを痛めるなど故障が多くなり、出場試合数が減少した、2013年8月に契約延長。2016年以降の3年間は1年毎に500打席に立てば1500万ドル(約16億8000万円)で自動更新されるオプションが設定されていたが、2015年に不振に陥り、8月にトレードでドジャースに移籍した。
ドジャースでは4年間現役を続けたが、好成績を上げることなく引退を表明した。
通算成績は1937試合6857打数1885安打259本塁打1025打点154盗塁、打率.275。オールスター出場6回、二塁手としてシルバースラッガー賞4回、二塁手として1743試合出場は史上25位、フィリーズでの通算1623安打は史上9位(1位はジミー・ロリンズの2306安打)。
これで黄金時代の2007年~2011年に規定打席に達したフィリーズの選手はすべてMLBから姿を消した。
(広尾晃 / Koh Hiroo)