元二刀流の殿堂打者が新人王・大谷翔平の活躍に驚愕「あそこまでできるとは…」
二刀流の長い活躍願うも「メジャーはそんなに甘い場所ではない」
プロ入り後に投打の二刀流を断念した経験を持つからこそ、大谷のチャレンジには誰よりも大きな興味を持って注目していた。「投げれば100マイル(約161キロ)以上の剛速球を投げるし、打てば広角に打球が飛ばせる上にパワーもある。足も速いね。正直、あそこまでできるとは思わなかった」と驚きを隠せない。
右肘を手術した大谷に対し「また投打での活躍を願っている」とは言いながらも、将来的には打者に専念することを勧めたいようだ。
「彼が持つ打者としての才能は素晴らしい。私は、投手以上に打者として成功すると思っているんだ。もちろん、できるだけ長く、投打の二刀流を続けてほしい。でも、人は年を取るし、メジャーはそんなに甘い場所ではない。いつかどちらかに専念しなければならない日も来るだろう。その時、私は打者としての彼を見続けたい。だからこそ、来年はどんな成績を残すのか、今から楽しみなんだ」
世が世なら、ウィンフィールド氏自身も二刀流を続ける選択をしていたかもしれない。だが、打者に専念する道を選び、球史に残る素晴らしい成績を残す存在となった。今後、大谷が二刀流としてキャリアを全うするのか、あるいは投打のどちらかを選ぶ日が来るのか、それは誰にも分からない。だが、ウィンフィールド氏をはじめとする多くの人が、1日でも長く二刀流の活躍を見続けたいと願うことは間違いなさそうだ。
(Full-Count編集部)