現役最高の右打者、鷹・内川聖一を生んだ仁志敏久氏の言葉「考えて野球を」
2位からの日本一に物足りなさ レギュラーシーズンも優勝したい
今季は日本一になったとはいえ、レギュラーシーズン2位からの“下剋上”。内川には、レギュラーシーズンで優勝できなかったことが、やはり引っかかっている。
「終わってみると、やっぱり2位からの日本一っていうのがやっぱり何か物足りない感じがするので、チームとしてはパ・リーグをきちんと制覇してクライマックスシリーズも勝って日本一になりたい。周りの方は2位からの日本一ていうことをすごく評価してくれるところもありますし、最近下克上って言葉もよく使って表現してくれますけど、ルール上そうなってるだけ。やっぱり一番の目標は、パ・リーグを制覇し、クライマックスシリーズも勝って日本一になりたい。2位からの日本一を経験したからこそ改めて素晴らしいことだなと思いますね」
下剋上もいいが、やはり選手の立場からすると、レギュラーシーズンを優勝せずに日本一になることには物足りなさを感じるようだ。
そして、個人の目標として「ケガをしないことが一番」と掲げた。「子供の頃、スタンドに来て自分が見たい選手が出てないのを想像すると、やっぱり寂しいなと思います。見てると、少なからず内川をみたいと思ってスタンドに来てくれるファンの方がいらっしゃると思いますので、そういう人たちに、いつ来てもグラウンドでプレーしている姿を見てもらえるような状況っていうのを、ずっと作りたいなと思います」個人としては、2度の離脱を余儀なくされた2018年。来年は開幕からチームを優勝に導くために、内川はバットを振り続ける。
(Full-Count編集部)