オリのドラ2ルーキーK-鈴木の現在地 悔しい1年目とアジアWLへの決意
自分に合っているポジションは先発 来季はキャンプからアピールを
―ここを磨きたいと思っている部分は?
「変化球でカウントが取れないことが多々あったので、コントロールを良くすれば、ある程度勝負できるとは思います。そのために横に曲がるスライダーとフォークを今は練習しています。真っすぐも足りないところはありますが、まずは変化球ですね。変化球でカウントを取ることを目標にしています」
―ファームで前半戦はリリーフ中心、後半は先発中心。今後はどちらをやってみたい?
「先発の方が向いているかな……と思います。ファームでも投手コーチに『長いイニングを投げても球威が落ちない』と言われたので。1軍でどこを任されても対応しなくてはいけないですが、自分の中で合っているのは先発だと思います」
―スタイルとしては、やはり登録名の通り三振を奪っていきたい?
「ピンチの場面ではもちろん三振を取りたいのはあります。ただ、ゲッツーが欲しい場面ならどの球種で取るかを考えたいですね。球種はあるので、それをコントロールできるかが勝負です」
―台湾のウインターリーグでは、どのようなことを試したい?
「自分の真っすぐが相手に通用するか気になりますが、一番は、変化球でどれだけカウントを取れるかですね。(フェニックス・リーグの収穫もあるので)台湾でも来年も、そういうことを試していきたいです」
―最後に、来シーズンへの意気込みを。
「今年はすごく悔しい1年でしたが、その中で得たものも大きいし、だいぶ自信もつきました。まだ目標は言える状況ではないですが、来年の春はキャンプ初日から先発ローテーションに入るためのアピールをしたいです」
(「パ・リーグ インサイト」石橋達之)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)