「自分で突破口を見つけて開け」――DeNAドラ1上茶谷に送られた恩師の言葉
大学4年で一気に開花「お前が今までやってきたことは無駄じゃなかった」
もちろん、これだけで会話が終わったわけではない。母校・京都学園高の高橋昭雄監督からは労いとハッパの言葉をかけられた。
「お前が今までやってきたことは無駄じゃなかった。大学1年から3年までほとんど試合に出ていなかったのに、4年から活躍してプロに入れたということは、お前のやってきたことが間違っていなかったということだから、これからも頑張ってやれ。プロに入ったら壁にぶつかると思う。その時は、人に頼るのではなく、自分で突破口を見つけて開いていけ」
家族や友人からも数多くの言葉をかけてもらっただろう。だが、その中でもやはり高校3年間の成長を見守り、卒業してもなお大学での活躍を気に掛けてくれた恩師の言葉は、新たなステージに向かう上茶谷にとって何よりのエールになったに違いない。
憧れの選手は、来季から1軍投手コーチに就任する三浦大輔だ。憧れの選手を師として迎える来季、どのような活躍をしてくれるのか楽しみだ。