3年目で“1軍完走”も…ロッテ平沢が激白「自分でつかみ取ったわけではない」

自らが選ぶ「今季のベストプレー」は…

――サヨナラ打をきっかけに、外野でのスタメン出場が増えました。守備面でも投手を助けることが多かったですが、外野の守備については?

「風もあって、内野とは違う難しさがありました。フェンス際のフライは難しいですし、スローイングも内野と外野ではゴロを捕ってからのステップが違います。でも楽しい部分もありました。『肩』は僕の武器のひとつなので、そこはゲームの中で出せればいいなと思っていますし、それ以外でも球際など、捕れたらうれしい部分もあります」

――10月5日の楽天戦では、右中間への打球をダイビングキャッチして、失点を防いだ好プレーがありました。ご自身の『今季のベストプレー第1位』にも挙げています。

「田中(和基)選手の打球ですね。最初は抜けたかなと思って走っていたんですが、ギリギリでしたし、センターの岡さんがカバーに来てくれると思ったので、思い切って飛び込みました。以前、僕のエラーで岩下さんのセーブを消してしまっているので、(7月24日のソフトバンク戦、デスパイネの三塁線への当たりをファンブル)、このプレーが岩下さんのプロ初勝利につながって良かったです」

――打撃面では打率が.213でしたが、出塁率は.328と高いです。

「ボールをしっかり見られたのは大きかったです。仕留めなければいけないボールもありましたが、それをファウルにしてしまって追い込まれることが多かった。だから良い部分も悪い部分もあるのかなと思います」

――追い込まれた後、ファウルで粘って四球を選ぶこともありました。

「相手のピッチャーが嫌だと思うので、アウトになるにしても粘って球数放らせるなど、できることはやりたいなと思っていました」

――また、9月に入ってから4本と本塁打を量産しました。

「たまたまじゃないですかね。特にはこれをしたからというのはないですが、甘いボールを仕留められました」

終盤で調子を落とし、尊敬する先輩から指導を受ける

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