ロッテ主力3選手が野球教室で子供たちに伝えたこと 「みんな元気があって積極的」
大谷投手はベテランらしく、筋道の通った指導を見せた
投球指導はアマチュアとプロの双方において豊富な経験を持つ、ベテランの大谷が担当。自身(176センチ)とほぼ変わらない169センチの長身の小学6年生と会話した際には、「小学校のときには140センチしかなかった。うらやましい」と思わず本音を漏らす場面も。
投球練習では「まずは(片足で)立って、軸足の親指の下にある母指球を意識してください」と指導。続いて、軸足にためた力を逃さずにボールに伝えるため、前に倒れるときに膝が折れないようにすることをレクチャーした。実際にその理論通りに立ち投げを披露すると子供たちは目を輝かせ、大人は間近で見るプロの投球に向けてカメラを構えていた。
指導終了後に「僕も小学校のころソフトボールをやっていたから皆がこれだけ投げられているのがすごいと思うし、ピッチャーゴロが来てもファーストにストライクが投げられないくらい…俗にいうイップスだったし、中学校でもストライクが全然入らなかった」と話した大谷。「でも友達と一緒にやっているのが楽しくて、こうやって野球が続けられて、今プロになっているから」と続け、チームメート、仲間を大事にする姿勢の重要性を伝えていた。