ロッテ主力3選手が野球教室で子供たちに伝えたこと 「みんな元気があって積極的」
新人ながら全試合出場を果たした藤岡選手からは野球に関係ない話も
守備指導はルーキーイヤーからショートの定位置をつかんでみせた、強肩の藤岡が担当。ゴロ捕球の姿勢を指導する際には、「クリスマスプレゼントは?」「サンタさん来るでしょまだ」といった切り口から始まり、野球に関する雑談をしながらいち早く子供たちと打ち解けていくシーンが見られた。
ゴロの捕球については「しっかり股を割って腰を落とす。頭は上げて前で捕る」といったノウハウを伝え、送球の際のフォームについても「肘を上げて、上から投げる」と指導。さらには「(肘を)上げるだけでもしっかり肩も使えて、肘に負担がかからなくなるので」と、少年野球の指導者に対しても同様にアドバイスを送っていた。
キャッチボールの時間には子供たちに混ざって藤岡選手も参加。実際にプロのボールを受けた子供は「軽く投げているのにすごい。スナップがすごい」と、感動しきりの様子だった。
終了後にコメントを求められた藤岡は、「自分もこういう時期があったので新鮮だったし、こういうことがあったなあと思い出しました」としみじみ。井上は「素直に僕の言うことを聞いて取り組んでもらって、僕の方が楽しくやらせてもらいました」と語り、大谷は「みんな元気があって積極的に質問してくれたし、すごく向上心があってよかった」と、充実した表情を浮かべていた。
その後は3選手によるサイン会と写真撮影も行われ、子供たちも喜色満面。最後は大谷が「この中から僕らと一緒にプレーできる子たちが一人でも多くいるように、僕らもそのころまでしっかりと頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします」というコメントで締め、イベントは盛況のうちに幕を閉じた。
(「パ・リーグ インサイト」望月遼太)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)