8人の日本を代表する内野手が米挑戦も高い壁…MLB日本人内野手の歴史
マイナー契約・川崎、田中はMLB昇格を果たす
○川崎宗則(2012~2016)
通算(5年):276試合633打数150安打1本51打点12盗塁 打率.237 OPS.609
30歳の2011年オフ、FA権を行使してソフトバンクからマリナーズに移籍。マイナー契約から開幕メジャーを勝ち取り、1年目は主に遊撃手として61試合に出場するも、打率.192、0本塁打に終わった。2年目はブルージェイズとマイナー契約を結び、3Aとメジャーを行き来する日々が続いた。しかし、底抜けの明るさでムードメーカーとしてチームを引っ張り、トロントでは超人気者に。2016年にはカブスに所属し、ここでもムードメーカーとなってワールドシリーズ制覇に貢献。2017年開幕直後に古巣ソフトバンクに復帰した。
○中島宏之(2013~2014)
通算(2年):MLB出場なし
30歳の2012年オフ、FA権を行使して西武からアスレチックスに移籍。1年目はスプリングトレーニングから不振を極め、負傷もあって3Aでの出場が主となり、メジャー出場はなかった。3Aでは90試合に出場、打率.283、4本塁打、OPS.698。2年目は開幕を3Aで迎えるも、12試合で打率.128、OPS.402とスランプに陥り、2Aに降格。シーズン終盤には左手を骨折する不運もあった。結局、メジャー出場は叶わないまま、2014年オフにオリックスと契約、日本球界に復帰した。
○田中賢介(2013~2014)
通算(2年):15試合30打数8安打0本2打点2盗塁 打率.267 OPS.620
32歳の2012年オフ、FA権を行使して日本ハムからジャイアンツとマイナー契約。1年目の開幕は3Aで迎えるが、3割を大きく上回る打率を残し、シーズン途中でメジャー昇格。8安打を放ったが、守備位置はすべて内野手ではなく左翼手としての出場だった。2014年はレンジャースとマイナー契約を結ぶが、メジャー昇格はならず、オフに日本ハムと契約した。
(Full-Count編集部)