元中日チェン、年俸「もらい過ぎ」に選出「マ軍はまんまと嵌った」 ダルも…
マイコラスは「もらわなさ過ぎ」に選出「MLBでも支配的な投球」
チェンもマーリンズの「もらい過ぎ」で選出。オリオールズで結果を出し、2016年に大型契約でマーリンズに加入した左腕は、2019年に年俸2000万ドル(約21億5700万円)、2020年は年俸2200万ドル(約23億7300万円)という契約を残す。だが、加入後の3年間で57試合登板、防御率4.75と苦しんでおり、昨季も26試合に先発したものの、6勝12敗、防御率4.79という成績だった。
寸評では「マイアミ・マーリンズは年俸削減を試みている。しかし、彼らはウェイン・チェンの年俸を今すぐに削減することはない」と指摘。高年俸であと2年在籍することに触れ「そうすることで、球団の軽率ぶりを表す5年契約が完結することになる。申し訳ない、フィッシュ(マーリンズの愛称)。君たちはこの契約に、まんまと嵌ってしまっている」と厳しい言葉を並べている。
また、「もらい過ぎ」部門ではレンジャーズの秋信守外野手も選ばれており、2018年は復活と呼べる活躍をしたものの、「その一方で、彼は36歳になるシーズンに突入することになり、再建を目指すべき球団にはフィットしない存在である」と斬られている。2014年から7年総額1億3000万ドル(約140億円)の大型契約を結んでおり、契約満了まであと2年ある。
一方で、マイコラスは「もらわなさ過ぎ」で選出。巨人からカージナルスに移籍した昨季は、米復帰1年目でリーグ最多の18勝(3敗)、防御率2.83と好成績を残し、メジャーの一流先発投手の基準の一つとなる200投球回もクリア(200回2/3)。一方で、年俸は2年総額1550万ドル(約16億7200万円)とエース級の投手としては超“お買い得”とも言える額だ。
寸評では「懸命にプレーしたNPB時代に始まり、MLBでも支配的な投球をするなど、マイルズ・マイコラスは素晴らしい旅路に就いているところである」と絶賛。昨季の成績を紹介しつつ「そして、彼は2019年もその活躍を繰り返すことを目指すことだろう」として、今季も同じような成績ならば800万ドル(約8億6300万円)という年俸はかなり安いと結論づけている。
結果で評価されるプロの世界。「もらい過ぎ」とされた選手たちは今季、この評価を覆す活躍を見せたいところだ。
(Full-Count編集部)