パの新人が「憧れる選手」ランキング 1&2位は投手、3位は球界代表する打者
思いは受け継がれていく「師匠・先輩でした」系
出身校などの先輩の名前を挙げるルーキーも多かった。オリックス6位指名・左澤優投手は、JX-ENEOSの先輩にあたるソフトバンク・嘉弥真新也投手に対し、「緊迫した場面をいつも任せられる姿を尊敬している」と言う。
日本ハム3位指名・生田目翼投手は、日本ハムを退団し、その後日本通運で投手兼任コーチを務める武田久投手を慕う。「日本通運時代の先輩であり恩師でもある。何年もの間、守護神としてファイターズを支え続けた方であり、プロ野球界に長くいらっしゃった。自分も武田さんのようにチームに信頼され、長く野球をやっていきたい」。直接指導した逸材が、その古巣に指名されたことには何か深い縁を感じずにはいられない。
特定の選手を挙げており、「なりたい系」の要素も含むものの、エピソードが特異だったのはソフトバンク6位指名・泉圭輔投手だ。「ずっと参考にさせてもらっていたのは、ソフトバンクの武田翔太投手」で、周囲から「フォームが似ていると言われて」気にかけるようになったと言う。
「僕が(2014年の)日本シリーズを見に行ったときにリリーフで投げられていた。あの舞台で堂々と投げられるのはすごい」。これからチームメートになるが、もし話す機会があれば「1から教えてください(と言いに行く)。持っている技術を全部盗めたら」と意気込んだ。
(「パ・リーグ インサイト」馬塲呉葉)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)