長野が選んだ背番号「5」 町田、栗原ら長距離砲や巧打者が紡いできた系譜
1992年からは町田が13年、2006年から栗原が10年保持
○高代延博(1989年)
日本ハムでは1980年にベストナインを獲得。88年オフに交換トレードで広島に移籍した。89年は24試合出場にとどまり、同年限りで現役引退。引退後は中日、侍ジャパン日本代表、オリックス、阪神で三塁ベースコーチとして活躍した。19年は阪神2軍チーフコーチ。
○水上善雄(1990年)
1990年に高橋慶彦らとの交換トレードで広島入り。同年に76試合出場、打率.194、5本塁打、13打点に終わり、91年に金銭トレードでダイエーへ移籍した。引退後は日本ハム、ソフトバンクでコーチ。19年はソフトバンク1軍内野守備走塁コーチ。
○町田公二郎(1992-2004年)
1991年ドラフト1位で専大から広島入り。左の浅井樹と共に代打の切り札として活躍した。積極的な打撃スタイルで代打での通算成績は打率.227、90安打、20本塁打、71打点。プロ通算955試合出場、打率.251、85本塁打、272打点。現役引退後は阪神、広島でコーチを務め、15年から三菱重工広島硬式野球部で監督を務めている。
○栗原健太(2006-15年)
1999年ドラフト3位で日大山形高から広島入り。06年に背番号50から変更した。右の長距離砲として活躍し、07、08、11年に全144試合出場。06年から4年連続で20本塁打以上、07年から2年連続で打率3割越えをマークした。度重なる故障に苦しんだものの、努力の人として知られ、ファンから愛された。15年オフに退団し、楽天へ移籍した。プロ通算1026試合出場、打率.293、153本塁打、586打点。17年から楽天でコーチを務め、19年は1軍打撃コーチ。
巨人1年目の2010年から背番号7だった長野。真っ赤のユニホームに身を包み、背番号5をどのような色に染め上げるのか注目したい。
(Full-Count編集部)