鷹は唯一のゼロ人で最低「E」評価、ハムはバランス良し…12球団補強採点【パ編】

オリックスは3Aで好成績のメネセス&エップラー獲得も、流出が…

【日本ハム】A
金子弌大投手
ジャスティン・ハンコック投手
王柏融外野手
秋吉亮投手
谷内亮太内野手
ジョニー・バーベイト投手
 
 昨季はパ・リーグ3位に食い込んだ日本ハム。選手を育てるチーム作りが特色だが、今オフは稀に見る積極的な補強に動いた。投手はオリックスを自由契約となった金子弌大投手を獲得して先発を補強。ハンコック、バーベイトと2人の助っ人投手も加入した。野手ではレアードを放出したものの、“3冠王”王柏融が入団。トレードも敢行し、ヤクルトから中継ぎの秋吉と内野の谷内を加えた。先発、リリーフ、野手とバランスの良い補強だったのではないだろうか。

【オリックス】D
ジョーイ・メネセス内野手
竹安大知投手
タイラー・エップラー投手

 昨季、Bクラスの4位に終わり、西村徳文新監督が就任したオリックス。オフは激動のものとなり西勇輝投手がFAで、金子弌大投手と中島宏之内野手が自由契約で流出し、チームは変革期を迎えている。メネセスは3Aで打率.311、23本塁打82打点の好成績を残し、エップラーも3Aで13勝をマーク。それぞれ期待の助っ人ではあるが、流出した戦力を補い切れていないのではないか。

【ロッテ】B
ケニス・バルガス内野手
細川亨捕手
ジョシュ・レイビン投手
ブランドン・マン投手
ブランドン・レアード内野手
茶谷健太内野手

 井口資仁監督が就任し、2年目を迎えるロッテ。オフも当初は動きが鈍かったものの、1月に入って目まぐるしく補強の動きがあった。バルガスはプエルトリコのウインターリーグでMVPに輝き、チームが求めていた大砲候補だ。2016年の本塁打王レアードも加えて打線の強化に成功した。投手ではブランドンとレイビンを獲得。ボルシンガーを軸に外国人を起用することになるか。

【楽天】B
橋本到外野手
浅村栄斗内野手
福井優也投手
アラン・ブセニッツ投手
ジャバリ・ブラッシュ外野手
由規投手

 平石洋介新監督のもとで戦う2019年の楽天。オフは石井一久GMによる積極補強が行われ、戦力の底上げが行われた。何と言っても、FAでの浅村加入が大きい。昨季の打点王の加入により「3番・二塁」に計算できる軸ができた。ブラッシュは3Aの83試合で29本塁打を放った大砲候補。ブセニッツでリリーフを補い、上々の補強戦略だったのではないか。

(Full-Count編集部)

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