新潟で野球女子向け「BBGウィンターフェスタ」開催 マドンナJ来場に大盛況

憧れの選手との交流に野球女子も保護者も笑顔

 イベントの最後には、チーム対抗全員リレーが行われた。女子選手も多くは負けず嫌いだ。優勝チームに記念品があると聞けば、その表情にはさらに真剣さが増し、誰もが全力疾走。ゴールの瞬間まで大いなる盛り上がりを見せた。

 閉会式では、マドンナジャパン主将の出口選手が「楽しかった人!」と問いかけると、参加者全員が勢いよく手を挙げた。マドンナジャパンの5選手から激励の言葉を送られた野球少女たちは、記念撮影をしたりサインをもらったり、憧れの選手と交流。その嬉しそうな様子に保護者たちも笑顔を送りながら、イベントは幕を下ろした。

 全国的に女子の野球人口は増加傾向にあるが、新潟県でも同様だという。女子野球では男子に比べ、指導者の怒号が飛ぶことも少なく、選手の個性を伸ばしていく育成方針が採られていることも、人口増加につながる理由の1つだろう。

 野球に携わる大人たちも、女子野球への関心を高めている。「BBガールズ普及委員会」は、結成当初からメンバーがほとんど変わらないばかりか、むしろ「手伝いたい!」と申し出る大人が増えているそうだ。

 野球に携わる全員の熱い思いが、新潟の野球をさらに面白くする。

(大森雄貴 / Yuki Omori)

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