大谷に続く“二刀流”がエ軍キャンプで奮闘 「僕自身も二刀流は挑戦したかった」
二刀流の打診は昨年9月に球団から「自分も挑戦しようと思った」
――大谷と違って一塁も外野もできる?
「だがオオタニと比べると彼の方が準備の量が多い。彼はスターターだ。僕はこれからやっていくことの予測はつかないが、彼の方が確実に期待はすごかったはずだ。9月に球団から二刀流の打診を受けて、そこから自分も挑戦しようと思った。大学では2回くらいしかしたことないが、準備はしていた」
――こうなることは予測してた?
「実際に過去4年で打撃は好きだった。この機会がもらえたことがありがたい。成長したい」
――日本でも大谷に続く二刀流として注目を浴びるかもしれない
「わからない。だが、慣れたら嬉しいし、成長しなければいけない」
――大谷と話したことは?
「ない。彼は忙しそうなので、近寄らないようにしている。リハビリでも忙しそうだし」
――他のチームからも今後、二刀流が生まれる可能性もある
「間違いない。ロースターの調整もあるし、これから二刀流は検討されるだろう。自分は特別だとは思わないし、他にも両方できる選手はいる。挑戦する意味はある。大学でも色々全ポジションはした。僕自身も二刀流は挑戦したかった。野球選手として毎回全力で取り組むだけだ。投げても打っても守備でも求められたことをしたい」
――大谷やあなたは道を切り開いている。これからそういう選手は増えるか?
「間違いなく増える。たしかにオオタニほど成功する選手は少ないだろうが、様々な面で貢献できる選手には価値がある。サイ・ヤング賞や3冠王は取れないかもしれないが、非常に価値がある挑戦だと言える。メジャーに入った時、野手か投手でやろうと思っていたが今はスポーツの科学も進歩して、いいアスリートは様々な可能性がある。ベーブルース以来はオオタニしかいないが、これから増えてくると思う」
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)