元3冠王カブレラ、“不良債権”化への批判に真っ向反論「なぜ怒るか分からない」

マチャドとハーパーの契約にも理解、批判の声は「クレイジー」

 カブレラは、マチャドとハーパーの契約についても、同紙の中で「(批判的なことを言う人たちについて)理解できないよ。クレイジーだ。彼らは素晴らしい選手たちだ。フランチャイズプレーヤーたちだ。ハーパーとマニーはすでに素晴らしい選手たちで、まだ最盛期を迎えていない。まだ学んでいるんだ。彼らは信じられないくらい素晴らしいことをするだろうから、しっかりと見ておくべきだ」と理解を示している。そして、2人の“価値”はプレーにとどまらないと言及。「どれだけの人たちが試合を観に行くと思う? どれだけの人たちが彼らを見るために敵地の球場に現れると思う? 彼らが球団にもたらせるものを知っているか? 僕たちがデトロイトで良いシーズンを送っていた時も信じられなかった。どこへ行っても満員だった。皆、僕たちがプレーするのを見たかったんだ。フィリーズもそうなるよ」。観客動員などの面でも、スター選手たちの貢献度は高いと見ている。

 毎年安定した成績を残すというのは、いい選手の条件の一つでもある。ただ、当然ながら不調の年もある。不運な負傷もある。カブレラは理解を求めた上で、選手にとって最も重要なことが何かを説いている。

「毎年良い成績が残せないことを理解しなければならない。上手くいく時もあれば、運が悪く、怪我をする時もある。毎年素晴らしい成績は残せない。皆、それを理解していないんだ。でも、僕のモチベーションは人々が間違っていると証明することではなく、契約に見合っていると証明することでもなく、試合に勝つことなんだ。ベストを尽くして勝つ。そうすれば、皆幸せだ。勝てば全て解決するよ」

 ひたすらタイガースの勝利のためにプレーするカブレラ。その柔らかい打撃、高い技術は年齢に左右されるものではないはず。36歳を迎えるシーズンで復活を果たせるだろうか。

(Full-Count編集部)

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