現役1位は巨人上原、NPB時代のダルビッシュは驚異の数字…安定感を示す「WHIP」
NPB時代のダルビッシュは1.0以下、巨人菅野も優秀な数字
◯現役投手WHIP10傑 1500回以上 /は通算の順位。
1/6 上原浩治(巨) WHIP1.01(1999-2018)1583回2/3
2/22 岸孝之(楽) WHIP1.09(2007-2018)1856回1/3
3/41 成瀬善久(オ) WHIP1.129(2006-2017)1548回
4/45 和田毅(ソ) WHIP1.134(2003-2017)1654回2/3
5/49 金子弌大(日) WHIP1.14(2006-2018)1825回2/3
6/77 岩隈久志(巨) WHIP1.20(2001-2011)1541回
7/79 能見篤史(神) WHIP1.21(2005-2018)1648回1/3
8/87 メッセンジャー(神) WHIP1.222(2010-2018)1527回1/3
9/91 内海哲也(西) WHIP1.227(2004-2018)1969回
10/119 涌井秀章(ロ) WHIP1.26(2005-2018)2211回2/3
上原がずば抜けているが、岸、成瀬、和田、金子らWHIPが1.1台の投手も優秀だといえるだろう。WHIPの数値が小さい投手は失点のリスクが低く、長いイニングを投げることができる。現役最多勝のヤクルト石川はWHIP1.27で11位/歴代129位だ。
◯MLBで活躍するNPB出身先発投手のNPB時代のWHIP
ダルビッシュ有(カブス) WHIP0.98(2005-2011)1268回1/3
田中将大(ヤンキース) WHIP1.11(2007-2013)1315回
前田健太(ドジャース) WHIP1.05(2008-2015)1509回2/3
菊池雄星(マリナーズ) WHIP1.17(2006-2018)1010回2/3
大谷翔平(エンゼルス) WHIP1.04(2013-2017)543回
ダルビッシュは日本ハム時代、被安打が少なく、WHIPの数値は1.0以下と極めて優秀だった。
◯1500回未満の現役の主要投手のWHIP
菅野智之(巨) WHIP1.02(2013-2018)1086回1/3
大瀬良大地(広) WHIP1.21(2014-2018)609回2/3
千賀滉大(ソ) WHIP1.11(2012-2018)559回
則本昂大(楽) WHIP1.15(2013-2018)1128回1/3
2年連続沢村賞の巨人菅野は、WHIPも優秀だ。現在の投手を見るうえでもWHIPは有効だといえよう。
(広尾晃 / Koh Hiroo)