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【野球と音楽・特別対談】元燕エース川崎憲次郎とモッズ番長・古市コータローが見つけた意外な共通項

野球と音楽という2つのジャンルを融合させる、おなじみのラジオ番組、Full-Countプレゼンツ「NO BASEBALL, NO LIFE.」。今回は「野球と音楽・特別対談」と題し、1990年代にヤクルトスワローズで活躍した右腕・川崎憲次郎、そして知る人ぞ知る筋金入りのヤクルトファンでもあるモッズバンド「THE COLLECTORS」の古市コータローが奇跡の対談を果たした。

対談を行った川崎憲次郎氏(右)と古市コータロー氏【写真:荒川祐史】
対談を行った川崎憲次郎氏(右)と古市コータロー氏【写真:荒川祐史】

古市コータロー「バンドで言ったらドラムがキャッチャーだね」

川崎「ドラムの話になったのでお聞きしたいんですが、楽器はやっぱり演奏する人によって音が変わるんですか?」

古市「全然違いますね。それぞれの特徴が出るんですよ」

MOBY「同じ楽器を使ったとしても全然音が変わりますから」

川崎「へえ、そうなんですか。じゃあ同じエレキギターを使っても?」

古市「もう全然違います。極端に言うと、何を弾いても自分の音になるんです。それはある程度のスキルの人と、それ以上のスキルを持つ人の違いですけど。野球だと他人のグローブを借りたとしても、変わらずに自分のプレーができるとか」

川崎「なるほど、でもそれくらい音に違いってあるんですね」

古市「そうですね。だって面白いと思うのは、自分がエレキギターを録音したCDを家でかけながら、弾き方を忘れちゃったからコピーしようと生音で演奏するでしょ。そしたら、生音でもCDと同じ音がしますから。タイム感とか力の配分とか、何かあるでしょうね」

MOBY「野球だと、例えばキャッチャーが違うと感覚が全然違うとかありますか?」

川崎「古田さんは、何と言っても投げやすいキャッチャーでした。バント処理だったり、盗塁阻止だったり、配球だったり、先読みだったり、いろんな処理ができて、ものすごい安定感がありました。ピッチャーが投げやすいキャッチャーっていうのは、構え、座った時の形だったり、あと配球ってよく言われますが、それだけじゃないんですよ。配球が成功するかどうかは結果論で、投げる前に当たりか外れか分からない。成功すればいいですけど、失敗した時、お互いがその場で『ごめん』と言えるような納得のいくボールが投げさせられるか、というところですよね。バンドマンでも同じようなことがありませんか?」

古市「バンドで言ったらドラムがキャッチャーだね」

MOBY「そうですね。ミスしたら一番目立つのがドラムですよね。全部止まっちゃうんで。他の人がミスしても楽屋に下がった時に『ミスしちゃった』で終わりますが、ドラムがミスしたら『お前どうしたの?』って責められますからね」

古市「(MOBYを見ながら)ありえないからね。ドラムのミスっていうのは」

一同(笑)

MOBY「ドラムはいいプレイも大事ですが、ミスをせずにプレイするのが一番大切で。レコーディングもノーミスで演奏できた時の方が良かったりする。それを超えられるかどうかが、上手い人とそうじゃない人の差だと思います」

川崎「じゃあ、MOBYさんは一番大事なポジションにいるということじゃないですか。……大変ですね」

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