【野球と音楽・特別対談】元燕エース川崎憲次郎とモッズ番長・古市コータローが見つけた意外な共通項

ブルペンの音と球場の鳴り、楽器の音とライブハウスの鳴り

MOBY「音楽つながりの話だと、昔、大滝詠一さんが、バットの素振りの音をサンプリングして、リズムを作ったりしてました」

川崎「へえ、野球がおしゃれな曲の音になるなんてびっくりですね」

MOBY「ボールがバットに当たる音とか、ボールがキャッチャーのミットに収まる音とか。でも、ブルペンキャッチャーが球を取る音ってめちゃめちゃいい音しますよね」

川崎「ブルペンキャッチャーの音でいうと、天才的な人は間違いなく音が鳴るところで捕りますから、スパッていい音が鳴りますね。ちょっと話は変わりますが、ストレートを投げて自分で完璧だと思っても、ミットがスパッていい音が鳴る時と、そうじゃない詰まったようなパサッていう音の時があるんですよ。これはキャッチャーが悪いわけじゃなくて、こっちの責任なんです」

古市「へえー」

川崎「実はそれが投手の1つのバロメーターになるんです。キャッチャーは絶対音を鳴らそうと構えているので、パサッて音がしたってことは、こちらが投げた球が変化してるか、調子が悪いか、どちらかなんですよ。キャッチャーのミスってそんなにないので」

古市「なるほど。球場によって鳴りの違いはありました?」

川崎「ありました。昔の広島市民球場のブルペンは、ものすごく音が良かったです。反対に、何かこもったような音、全く響かない球場もありますよ。そんな時はアレッてなりますよね。最近は消音の球場もあるので、ブルペンで投げる音が全部パサッパサッてなってしまう。全然音が鳴らなくて、調子悪いんじゃないかって思う時もありましたね」

古市「それ、最近のライブハウスですね。最近のライブハウスって消音消音で、なにこれ?ってなるけど、野球もそうなんだ! やっぱりライブだよね。俺たち、音の鳴りが悪いところは“デッド”って言うんだけど、そういう場所で弾くとギター下手になっちゃったのかなって思いますし、客席の歓声が上がってるんだけれど、聴こえてこないから『あれ? 俺たち人気ねえなー』って(笑)」

MOBY「反対にあまりに良く鳴り過ぎて、酔いしれてしまって、プレイ的に良くないこともありますね(笑)」

古市「あるよね」

川崎「音響って大事ですね」

古市「大事大事」

(第3打席に続く)

■川崎憲次郎 情報
GAORAでも放送中のCTS ケーブルテレビ佐伯の番組「川崎漁業組合」
元プロ野球選手・川崎憲次郎が故郷の大分県佐伯市で釣竿片手にあらゆる釣りの醍醐味を紹介する。大分弁を流暢に話す川崎が、自然に恵まれた大分の魅力を郷土愛たっぷりに伝える。

番組HP:https://www.gaora.co.jp/yoshimoto/2672250
大分県観光情報公式HP:https://www.visit-oita.jp/

4thソロ・アルバム『東京』 NOW ON SALE
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■古市コータロー 情報
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¥1,980(税込)

ライブ情報
古市コータロー SOLO BAND TOUR “東京”
5/30(木)梅田CLUB QUATTRO
6/01(土)広島・CAVE-BE 開演
6/08(土)東京キネマ倶楽部
6/09(日)東京キネマ倶楽部
6/15(土)仙台・LIVE HOUSE enn 2nd

古市コータロー:https://columbia.jp/artist-info/furuichikotaro/

成瀬英樹:https://www.hidekinaruse.com/
SCOOBIE DO:http://www.scoobie-do.com/

(福嶋剛 / Tsuyoshi Fukushima)

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