マイコラスやメリル・ケリー 「日韓でプレーした選手が活躍する理由」とは…
メリル・ケリー語る「プレーオフで毎晩3万500人の前で投げる経験は素晴らしかった」
日本や韓国のプロ野球で、大観衆の前でプレーする機会をも得られるのもメリットの1つだという。メリル・ケリーは記事内で「プレーオフで毎晩3万500人の前で投げる経験は素晴らしかった。自分の投球を向上することに注力できたし、投球が良くなければ、はっきりとそのように反応する大観衆の前で投げることもできた。集中力が必要とされた」と環境の良さ明かしている。
ニコースキーは34歳の2007年に、ソフトバンクに移籍した時のことを振り返り「アジアにいるということを受け入れれば上手くいくと思う。我々はとても気に入っていたよ。妻は楽しんでいて、2人の息子もそこで育ったよ」と語っている。また、楽天のフランク・ハーマンは「(日本で活躍できた要因は)毎回登板後にビクビクしなくていいんだ。“4Aの選手”の場合、1度失敗するか、自分の仕事をしても延長戦になった場合、マイナーに降格する可能性がある。苦しい精神状態だよ」と、精神面についても言及している。
広島のクリス・ジョンソン投手は日米の打者の違いについて記事内で「日本では本塁打重視でなく、打者はコンタクトが得意だから、カウント毎に違う投球をしなければならない」と明かしている。「3-1のカウントでカットボールとスライダーを投げ始めた。3Aでスライダーを投げ始め、日本で磨き続けたよ。アメリカにいた時よりも投球を磨いたから、今までで一番の状態だよ。プロスペクトの時は92~94マイル(約148~151キロ)だったけど、今は球速が上がった。4球種投げられる。ここで生き残るために学ばなければならなかった」と日本での成長も実感しているようだ。
今日本でプレーしている外国人選手の多くが、日本で活躍することでMLBに復帰する足掛かりにしたいと考えているだろう。次にマイコラスに続くのは誰になるのか注目したい。
(Full-Count編集部)