“W手術”から復帰のドジャース・シーガーが独白「長く辛い一年だったけど…」
夢は「やっぱりワールドシリーズを勝つことかな」
――2つの手術を受けてそれを同時に回復させていく苦労は大変なことだったと思うが?
「腕と腰両方の手術は確かに辛かった。ひとつ終わったと思ったらまたやり直さないといけないから精神的にも辛かった。長く辛い一年だったけど、その壁を乗り越えられてよかったと思っているよ」
――特にワールドシリーズを見るだけというのはどのような感じだったのか?
「はたから見ているとみんなの波に乗れないかなって思っていたんだけど、逆に客観的にみんなの動き方だったりとかを見ることができたよ。小さいことかもしれないけど、これからのプレーにきっと繋がるんじゃあないかなと思ってる」
――コーリーといえば打撃に関してもストイックなものを持っていると聞くが?
「特別なものはないかな(笑)。自分の打ちやすいところを見つけてそれを繰り返し見つけることができるかどうかだね。だから自分でどういうボールに対しては振って、どのボールは見逃すか、そしていろんな球速も打てるように、そして慣れるように考えている」
――そのために心がけていることは?
「練習を繰り返すことが必要だね。何回も繰り返すことで体が覚えてくれるからね」
――コーリーのデビューした頃から野球が大きく変わってきたとも言われているが?
「そんなに変わっていないと思う。この球団ではいつも打率だったりを見てきたし、分析することは多かったからね。だからもう慣れているかな」
――残りのシーズンに向けては?
「残りまだ時間も試合もたくさんあるから健康でいること、そして毎日ちゃんとプレーできるように体を鍛えておくことは重要だよ。そして自分でできる限りのことをすることも必要だね。シーズンはいい方向に向かっていると思うよ。健康でいることが一番の目標だからそれが今はできて嬉しい」
――夢は?
「やっぱりワールドシリーズを勝つことかな。負けたからって悪い年だったわけではないよ。確かに2年連続出場して勝てないのには落ち込むこともあったけれど、その目標を達成することに向かって頑張りたい」
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)