元巨人外野手が社会人名門で再出発 心に残る川相元2軍監督の言葉
NPB復帰は考えていない JX-ENEOSにすべてを捧げる
「ENEOSにすべてを捧げようと思っています。若い選手に自分が巨人見てきた5年間を伝えるのも役目かもしれませんが、僕はコーチではないので…多少は伝えることもありますが、自分から何かを感じてくれたらというスタンスです。まずは、自分の結果を出すことを前提にやっています」
巨人のファームに居た頃、3軍でも2軍でも監督として指導を受けた川相昌弘氏の教えを今も守って、練習に取り組んでいるという。
「ダメだったときでも辛抱強く、継続していく力が大切だ、と教わりました。良い時は、何で良かったのかという分析する力も必要とも…。日々、考えながらやることなど、一から教えてもらいました。僕は悪い時、気持ちにムラが出ていました。プロ野球でも社会人野球でもそれは通じていると思います」
都市対抗予選は短期決戦、トーナメントで戦う。リーグ戦のプロ野球とは違うため、難しさも感じている。野球への熱い思いを持ちながらも、川相元2軍監督から習った我慢強さ、冷静さも持ち合わせている。
「短期決戦で結果を出さないとならないですから、そのプレッシャーは計り知れないです。なので、日頃の練習から今まで以上に“やりきった”と思えるくらい、やっていかないといけないです。プロだったら、今日ダメでも明日、明日ダメだったら、あさってという風になりますが、社会人だったら、調子がよくても結果が出なかったら評価されません」
今回、JX-ENEOSは第90回都市対抗野球大会西関東予選で敗退してしまった。だが、情熱を持ち続ける限り、青山は野球と向き合っていく。