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パパコーチ必見! 名スコアラー・三井の少年野球メソッド3 言い方ひとつで未来が変わる

Full-Countでは少年野球上達のための連載をスタート。元巨人で2009年WBC侍ジャパンチーフスコアラーを務めた三井康浩氏が少年野球指導の仕方をお伝えします。第3回は「指導者へ伝えたいこと」です。

選手のモチベーション下がるのは指導者の責任とも思ってほしい

 選手が試合でうまくいかないプレーができなかった時は指導者の責任でもあります。例えば、プロの世界でもよくあるのですが、リリーフ投手にブルペンで準備をさせていたけれども、送り出すタイミングがずれにずれてしまった。ようやく出た場面で打たれたしまった。そこで「お前、ダメだったな」「なんであんな投球したんだ」と頭ごなしに叱る指導者がいました。

 モチベーションが下がるのは自分の責任とも思ってほしいです。プロと少年野球は違うけどピッチャーは必ず失敗します。精神的に追い込んではいけません。独特の打撃、投球フォームなんかも個性です。「そんなんじゃ打てない」とか「そんなんじゃダメだ」とか言っていませんか? マイナスかなと思います。子供の気持ちになってあげることが必要です。野球未経験のパパさんコーチだって、人として教えることはできると思います。指導者によって、野球の経験の長さが異なれば、引き出しの数も違うけど、子供の身になって話をしてあげる技術は変わらないと思います。

 子供への接し方という点では、中学、高校、大学までいって野球をやりたいという子がいるなら、別個に指導していかなといけないと思います。この先、野球を続けない子とはモチベ―ションが違う子の気持ちに気づいてあげてください。私の場合、そういう子は多少、しんどい練習をさせてもついてきますので、練習を厳しくしています。それでも、「教えてほしい」と目は真剣です。そこでプレーと練習の質が変わります。この先、野球を続けないという子には、挨拶や礼儀作法、口のきき方、そういう人間性の部分に力を注いでいます。見捨てるようなことはしません。

 子供たちの今を見るだけでなく、次のステージに進んだとき、どんな選手になるんだろうと自分で組み立てて、言葉の使い方を徹底してほしいと思います。少年野球の期間が終わったら関係ない、ではなく、その先をイメージして指導に当たってほしいと思います。

「俺がここの監督だから絶対だ」という考え、持っていませんか?

(三井康浩 / Yasuhiro Mitsui)

プロフィール
三井康浩(みつい・やすひろ)1961年1月19日、島根県出身。出雲西高から78年ドラフト外で巨人に入団。85年に引退。86年に巨人2軍サブマネジャーを務め、87年にスコアラーに転身。02年にチーフスコアラー。08年から査定を担当。その後、編成統括ディレクターとしてスカウティングや外国人獲得なども行った。2009年にはWBC日本代表のスコアラーも務めた。松井秀喜氏、高橋由伸氏、二岡智宏氏、阿部慎之助選手らからの信頼も厚い。現在は野球解説者をしながら、少年野球の指導、講演なども行っている。2月8日に初著書「ザ・スコアラー」を上梓。

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