ダルビッシュは「制球面で最高の投手」 地元メディアはPOのエースとして期待

「本塁打を打たれる傾向を除き、ダルビッシュは素晴らしい」

 ダルビッシュは7月30日(同31日)の敵地カージナルス戦から5試合連続で8奪三振以上&無四球というメジャー史上初の快挙を達成。特に、オールスター後の制球力は光っており、奪三振能力も落ちていない。後半戦の奪三振数「72」な、ドジャースのビューラーと並んでナ・リーグトップだ。

 記事では、この事実にも言及しつつ「オールスターブレーク以降、本塁打を打たれる傾向を除き、ダルビッシュは素晴らしい。9登板で防御率2.93、WHIP(1イニングあたりの四球+安打)0.80としている。55回1/3で72奪三振、たった3与四球である。55回1/3で3与四球! 被出塁率は.230としている」と絶賛。「今季最初に対戦した打者5人のうち3人に四球を与え、最初の36回2/3で33四球を与えた男が、36回無四球とした」と驚きを持って伝えている。

 ようやく本来の姿を取り戻したダルビッシュ。27日のメッツ戦では、キンブレルに教わったというナックルカーブも威力を発揮し、相手打線を翻弄した。周囲の期待は高まるばかりで、「NBCスポーツ」は「プレーオフのチームでエースの役割を担う選手のように見える」と指摘。そして、「それでも、ダルビッシュには本塁打を打たれる傾向がある。しかし、打球をフィールド内に留めている時、彼はカブス最高の投手である。4月以降、このようなことを言えるようになると思った人はいただろうか?」と締めくくっている。

 2017年のプレーオフでは、シーズン中に移籍したドジャースの一員としてワールドシリーズ出場に貢献。しかし、世界一を決める舞台で2試合ともに1回2/3でKOされる屈辱を味わい、頂点に立つことはできなかった。カブスで、その悪夢を払拭するパフォーマンスを見せることはできるだろうか。

(Full-Count編集部)

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