【U-18W杯】3連勝の日本、米国戦で「一番良かった投手」は? 専門家は世界一へ課題も指摘

木製バットにも「アジャストできている」、一方で守備でのミスの多さも…

 さらに、打線では初回に右翼への適時二塁打を放つなど2安打3打点と結果を残した石川についても「初回のツーベースは、3ボールから狙いすましてライト線に運んでいました。いい打撃を持ってますね」と称賛。米国投手陣を打ち崩した打線についても「普通に打てていますね。強引にとか、無理矢理振っている感じは見られませんでした。アジャストできているように見えます」と話す。木製バットへの適応がしっかりと進んでいるという。

 一方で、課題も見えたという。野口氏は、守備については「芝には慣れてないし、雨も降っていたので難しかったのはあるでしょうけど……」と前置きした上で「ちょっとミスが多すぎましたね」と指摘。失策は2つだったが「記録がヒットになっているのも、これはエラーだろうというのがけっこうありましたよね」と続けた。

「ショートが前に突っ込んできてイレギュラーしてヒットになった当たりも、あんな守備をする必要はありませんでした。普通にさばいて投げればアウトでした。何でもない三ゴロで悪送球というのもありました。短期決戦はこういう隙を見せるとガタガタといってしまうところもある。昨日の試合も途中で怪しいのではないかな、と思ってしまうくらいでした。

 勝ち上がっていけばもう1度アメリカと当たるかもしれませんが、そのときは分からないよ、という試合になってしまった。これだけ点が入って、相手が四死球もくれましたし、ヒットもよく出たので点が取れましたが、次はこれだけ点が入るかは分からない。そこで『おかしい。おかしい』となったときに、今日みたいなミスがまたポンポンと出てきてしまうと怖いですよね。点差が開いたからちょっと集中力を欠いてしまったのなら、それはそれで問題です。もちろん、プロではないですし、全部が全部うまくいくことではないでしょうが、四死球を出して、それがエラーと同じイニングでまとめて出てしまったりとか、そのあたりがすごく気になりました」

バッテリーにも課題、「西の生かし方はすごく良かった」が…

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