「毎日がドキドキしていて…」ロッテ田村、準備を怠らず値千金のサヨナラ弾
昨年とは違う状況も「勝つことだけを考えて、必死にリードしています」
昨年とは違う自身の現状をプラスに捉えて、日々を過ごしてきた。
「打てていなかったし、投手陣も引っ張っていけなかった。スタメン落ちで悔しい思いもしましたが、今は勝つことだけを考えて、必死にリードしています」
この日、今季ともに切磋琢磨してきた柿沼が死球による骨折でチームを離脱。熾烈なCS争いの真っ最中にあるチームにおいて、田村にかかる責任もこれまで以上に大きなものとなってくる。
「去年はこういうことがなかったので、毎日がドキドキしていて、いいプレッシャーの中でできています。その中で勝てていることもいいことだと思うので、あとはやりきるだけです」
自身の境遇に腐ることなく、チームの勝利のため準備を怠らなかった“正捕手”は、激戦必至のCS争いを「勝ちます!」と、お立ち台で力強く宣言した。残り16試合、自ら発した言葉を具現化するべく、扇の要として攻守でチームを支えていく。
(岩国誠 / Makoto Iwakuni)