抜群の選球眼誇るハム近藤が他の打者を圧倒…パ打者の「四球率」ランキングは

四球率が低いのはハム大田、鷹内川&松田宣ら 積極性の現れか

 続けて、四球率が低い選手も見ていきたい。ランキングは以下の通り。

30 大田泰示(日本ハム)四球率.051 三振率.188 打率.288
29 内川聖一(ソフトバンク)四球率.056 三振率.093 打率.258
28 松田宣浩(ソフトバンク)四球率.058 三振率.198 打率.265
27 源田壮亮(西武)四球率.067 三振率.105 打率.286
26 荻野貴司(ロッテ)四球率.071 三振率.104 打率.308
25 鈴木大地(ロッテ)四球率.089 三振率.126 打率.299
24 銀次(楽天)四球率.090 三振率.100 打率.309
23 ウィーラー(楽天)四球率.0915 三振率.204 打率.239
22 渡邉諒(日本ハム)四球率.0916 三振率.215 打率.272
21 中村奨吾(ロッテ)四球率.0917 三振率.168 打率.234

 大田は四球率トップの近藤と同僚で打順も近いが、四球率ではそれぞれ首位と最下位という対照的な結果に。近藤と大田の間には四球率.127と大きな差が生じており、打者としてのタイプの違いが表れている。三振率は.188とそこまで高いわけではないが、四球数は113試合で26個。積極的な打撃が大田の魅力のひとつだが、選球眼にはやや課題があるといえるか。

 四球数が大田と同じ26個の内川聖一は、リーグでただ一人三振率が.100を下回っている打者でもある。同僚の松田も四球率はほぼ同じ値で、2人の積極性がうかがえる。荻野と鈴木も今季はチームで1、2番を組むケースが多かったが、四球率に関してはともに低い。しかし、出塁率はそろって高い数字を残しており、チャンスメーカーとしての役割はこなしているといえそうだ。

 源田、荻野、銀次、鈴木の4人は三振率が.100台前半という優れた数字を残しており、ここで取り上げた10人中7人が三振率.100台になっている。残る3選手も.200台前半にとどまっており、四球が少ない打者は三振も少ない傾向にあるといえそうだ。

四球率の高い選手は、出塁率も高い

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY