抜群の選球眼誇るハム近藤が他の打者を圧倒…パ打者の「四球率」ランキングは

四球率の高い選手は、出塁率も高い

 次に、出塁率を見ていきたい。規定打席到達者におけるトップ10の顔ぶれは以下の通り。

1 近藤健介(日本ハム)出塁率.426 打率.304
2 吉田正尚(オリックス)出塁率.422 打率.326
3 森友哉(西武)出塁率.419 打率.336
4 ブラッシュ(楽天)出塁率.399 打率.262
5 秋山翔吾(西武)出塁率.395 打率.309
6 西川遥輝(日本ハム)出塁率.384 打率.282
7 銀次(楽天)出塁率.3767 打率.309
8 鈴木大地(ロッテ)出塁率.3766 打率.299
9 浅村栄斗(楽天)出塁率.371 打率.265
10 茂木栄五郎(楽天)出塁率.370 打率.295

 四球率に続き、出塁率でも近藤がトップ。吉田正、森、ブラッシュ、秋山、西川、浅村もランクインし、四球率でトップ10に入っていた選手7人が出塁率でも上位に名を連ねている。

 そんな中で、四球率では下から10人に入っていた銀次と鈴木が、出塁率になると一転してトップ10にランクインしているところは興味深い。また、四球率ではリーグ17位(.101)の茂木も出塁率では10位で、リードオフマンとしての優れた資質を示している。

 出塁率は、原理としては打率に四球と死球を上乗せするかたちで計算されるため、高打率の打者が出塁率でも高い数字になることが多い。打撃好調の銀次、鈴木、茂木が優れた値を記録したのはそういった点も背景にありそうだ。それでも10人中7人が四球率の高い選手で占められているのもまた興味深いところだ。

四球率の低い選手は、出塁率も…

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