燕・館山、1000奪三振まで残り2も「興味ない」 畠山、最後の打席は「全力で」…一問一答

会見終了後の囲み取材でも続々と“秘話”が…館山「まだ上手くなりたいと思える」

――なぜ9度の手術を乗り越えてここまでこれたと思うか

館山「心が折れることもありました。家族には本当に迷惑をかけたと思います。リハビリってうまくいかないことも多いし、それを包み隠さず報告して、すごく仲がいい家族なんですけれども話せなくなるくらい辛くなることも。けれど話したことがよかったと思います。だからこそ家族は辛い思いもしたと思いますが、家族と戦ったから戻ってこれたと思う」

――この経験をどう伝えたいか

館山「難しいですね。怪我は自分の責任で、痛いのは自分しかわからない。そこでブレーキを掛けられるかですが、自分の場合は支配で押さえたい、バッターをアウトにしたいというのを優先して体に負担をかけた。今の時代は投球制限とかもありますし、これから野球がどんどん代わっていくと思っている。2011年ごろに血行障害を発症してドクターに、これは人間が4足歩行だった時の名残だからと言われた。そこまでいったらどうしようもない部分もある。怪我は切っても切れないスポーツなんだと。指導方法というよりは、何か(環境が)変わっていくことが大事だと思います。まずはしっかりした勉強をしたい。今は球数制限などはっきりした正解が出ていない。1球投げたらどれだけの負担がかかるのとか、どんどん解析されていけば怪我も減ると思う」

【引退会見後の囲み取材】

――自分を誇りに思えることは。

館山「まだ上手くなりたいと思えること。明日からも平塚行くんですが、まだ投げるチャンスがあれば投げたいし、まだやってみたいなと思うことがあるのでウォーミングアップをしっかりやっている。まだ前を向いている」

畠山「プレーでいえば……」

館山「広島戦の三盗だな?」

畠山「(笑)。大した事じゃないかもしれないし、大した成績も挙げてないですが、取れる点を絶対取るというのを高い確率で遂行できた。簡単そうで意外と難しいことだと思う」

館山は1000Kまで「2」も…「投げるなら1人だけでいい、1人に全力で投げたい」

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY