マ軍ディポトGM、イチロー氏の来季契約に言及 「我々は彼を必要としている」
ディポトGM「もし彼が戻って来ないとなれば私の落胆はとても大きい」
イチロー氏は指導者としての就任会見を行った際、「何ができるかも分からない」と未知の世界に不安も覗かせていたが、6か月の時を経て、再建を目指すチームにとって舞台裏のキーパーソンとなった。ディポトGMは言う。
「彼は(コーチとして)してきたことに愛着を持ったと思うし、我々は彼を必要としている。もし彼が戻って来ないとなれば私の落胆はとても大きい。戻ってきてくれるはずだ」
イチロー氏の来季は既定路線と受け取られているが、同GMは慎重に話す。
この日は人気沸騰のファンコ社製のフィギュア・シリーズ「POP!」の「Ichiro POP!」が来場先着2万人に配られた。つぶらな瞳が印象的な高さ9センチのソフトビニール製。7月に殿堂入りを果たしたかつての同僚エドガー・マルティネス氏に続くマリナーズ第2弾だ。右手でバットを立て左手でユニホームの袖を引く独特のポーズの人形を収めた箱を手に群がるファンに、イチロー氏は即席サイン会で対応。寒風が吹きすさぶ試合前のスタンドで、そこだけは熱気に包まれた。
地元シアトルのファンにもイチロー氏は絶対的に“必要”な存在である。