CBC若狭アナ、今年もドラフト「社内待機」 滝行で絶叫「奥川くん! 中日に来て!」

決断した滝行と社内待機、根尾を引き当て「滝すごい!」「待機正解!」

 そこで私は2つを決断。1つは滝行だ。厄落としのために名古屋市守山区の倶利加羅不動寺で滝に打たれた。身を震わせながら、「根尾(昂)君! ドラゴンズへ来て!」と絶叫。滝行後には「与田(剛)監督がくじを当てる映像が浮かびました」と明言した。もう1つは社内待機。2005年以来、初めてドラフト当日に社内でテレビ中継を見つめた。

 結果は周知の通り。すぐさまネットは「滝すごい!」「待機正解!」と大騒ぎ。吉見一起からも「滝の効果ですね!」とLINEが来た。12月、CBCドラゴンズナイター謝恩パーティーでは与田監督が「若狭君が行かなかったから。2人で獲ったね」と発言。さらに根尾の仮契約会見では米村明チーフスカウトから「ありがとう! 来年もよろしく」と握手を求められた。滝と待機が永遠となった。

 しかし、「滝の効果もいかがなものか」と疑う声もある。実は今年3月、私は中日のAクラス進出を祈願して、倶利加羅不動寺で滝行をしていたのだ。「もうBクラスは嫌だ!」「今年はみんな打つ! みんな抑える!」と声を枯らした。その願いが通じた部分もある。今シーズンの中日は打率1位、防御率3位。大島洋平が最多安打、大野雄大が最優秀防御率、ジョエリー・ロドリゲスが最優秀中継ぎのタイトルを獲得。梅津晃大、清水達也、山本拓実など若手投手陣も台頭。終盤までCS争いを繰り広げた。大野雄は「若狭さんの滝行以来、調子がいいです。今年も早く行ってください」と期待され、2桁勝利をマークした柳からも「滝、最高です。もっと打たれてください」と喜ばれている。しかし、チームは5位。一部の視聴者は「結局、7年連続Bクラス。滝も効果なし」と手厳しいのだ。

 これには猛省している。正直、3月の滝行にはわずかな邪念があったからだ。つい映像的なインパクトを求めてしまい、修行の一環であるにも関わらず、途中で故意に眼鏡をずらすという悪事を働いていたのである。放送ではカットになったが、カメラはその愚行をとらえていた。

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