ダルビッシュ、契約を破棄しないのは“正解”!? 米メディア指摘「年齢を考えると…」
米メディアが契約破棄を選択しないと報道「カブスで最も信頼できる投手」
カブスのダルビッシュ有投手が、契約を破棄してFAとなれる「オプトアウト」の権利を行使せず、残留する見込みだと米複数メディアが報じた。米ヤフースポーツは、今季後半戦のダルビッシュについて「エリート投手」と改めて評価。一方で、もし契約破棄を選択してFAとなっても、来季以降に残す4年総額8100万ドル(約87億4560万円)を上回る契約を手にするのは難しいと予想している。
ダルビッシュについては、MLBネットワークの敏腕記者ジョン・ヘイマン氏が「彼は契約を破棄することはないだろう。4年総額8100万ドルの契約が残っている。彼はシカゴを気に入っていて、残留の意向を以前示唆していた」とツイート。MLB公式サイトなどもこの情報を伝えていた。
これを受けて、米ヤフースポーツは「ユウ・ダルビッシュは、カブスの契約をオプトアウトしないと報道された」と速報。ダルビッシュは今季、前半戦は制球に苦しみ、97回を投げて111奪三振49四球、防御率5.01と大苦戦。しかし、後半戦はコントロールが劇的に改善され、81回2/3を投げて118奪三振7四球、防御率2.76と快投を続けた。
シーズン通算では31試合先発で6勝8敗、防御率3.98、178回2/3で229奪三振という成績を残した右腕について、記事では「今季前半はみじめな成績であったが、それを克服して、後半には球界でのエリート投手としてのスポットを再び勝ち取った」と絶賛。さらに、2018年は故障で8試合にしか登板できなかった右腕は「カブスファンから不安視」されており、2019年も「不調は続いて『(彼の獲得は)失敗か』という言葉が出回り始めた」と振り返りつつ、「シカゴという街が、そろそろ怒りを爆発させる寸前、ダルビッシュは、カブスの最も信頼できる投手になった」と言及。「その変化は本物で、ダルビッシュの奪三振率はシーズン後半に10%以上アップした。問題であった彼の与四球率は、2.2%に急降下した」と劇的な“復活”であったことを強調している。