DeNA関根が2安打1打点2盗塁 かつての同僚からの適時打に「しっかり面で打てている」
人口約30万人の街ですっかり有名人、「セキネ」と声を掛けられることも
盗塁もリーグ3位タイの6盗塁。足でのチームへの貢献度も高い。「メキシコは日本の投手に比べて、モーションが大きかったり、クイックをしなかったりするので、まだスキがある。こういうところでミスなくやって、来年日本で、もっと投手の(走者に対する)意識が高いところでも走れるよう、まずはこっちでトライしていけたらと思っています」と、走塁に対しても積極的な姿勢を貫く。
これまでは、街を歩いていると地元ファンから「(去年まで2年間プレーしていた)オトサカ知ってるよ」と声を掛けられることが多かったが、最近の活躍で認知度も高まっており「セキネだよね? 試合見たよ!」と言われることが増えた。メキシコではサッカーが一番人気のスポーツだが、オブレゴンのあるソノラ州は野球が盛んで、野球が最も人気のスポーツ。そんな土壌もあり、関根は人口約30万人の街ですっかり有名人だ。
前期リーグは残り9試合。10チーム中、上位4チームが2ゲーム差の中にひしめく混戦だが、オブレゴンは首位を走るトマテロス・デ・クリアカンとも直接対決3試合を残しており、首位ターンのチャンスも十分にある。関根は「もちろん1位になりたいですし、自分がやれることを全部しっかりやって、勝つために努力していきたい」と、1戦必勝を誓った。
(福岡吉央 / Yoshiteru Fukuoka)