DeNA関根、6試合連続安打で打率.292に上昇 初V打に指揮官絶賛「大きな仕事」
一時は打率1割台もコツコツ上げ3割も目前に
「試合で決められない時もあったが、いつも監督やコーチが熱心に指導してくれていた。試合で決めることで何とか恩返しがしたいと思っていた。決められてよかったです」
この日は5回にリーグ3位タイとなる7盗塁目も決め、7回にも中前打。「とにかく塁に出ることを考えている」という関根は、これで6試合連続安打。打率は2割9分2厘、出塁率も3割8分8厘まで上昇した。チームも本拠地5カード目にして、初のカード勝ち越し。試合後には勝利の立役者として地元メディア2社からも取材を受けた。
首脳陣にも恵まれた。監督は夏のメキシカンリーグで計1400本以上の安打を放っており、ヘラルド・サンチェス三塁コーチは、メキシコで2000試合以上となる連続試合フル出場記録を持っており、夏冬合わせて3000本以上のヒットを放ち、メキシコで殿堂入りも果たした名手。ウィリー・ラミロ打撃コーチもプレミア12でベネズエラ代表の打撃コーチも務めた人材で、関根は連日、経験豊富なコーチ陣から打撃の指導を受け、一時は1割だった打率をコツコツと上げてきた。
これでチームは7試合を残し、前期リーグ17勝11敗で首位と0.5差の2位タイ。勝てば今日14日(同15日)にも首位に浮上する。関根は「この5連勝はデカい。もちろん首位で折り返したいですし、日々、勝ちを目指して戦いたい」と、前期リーグ首位ターンを誓った。
(福岡吉央 / Yoshiteru Fukuoka)