思わず応援したくなる!? 日ハム大渕スカウト部長の愛情溢れる新人紹介全文
育成ドラ1宮田は「2階級特進も…」、育成ドラ2樋口は「和製アルトゥーベ」
○ドラフト7名 片岡奨人外野手
「184センチの長身でありながら俊足、強肩、強いスイングの持ち主で、とにかくアグレッシブなプレーが魅力の外野手です。守備範囲の広さはすでにプロでも上になります。しかし、まだまだその他にやるべきことは多く、逆に言えば伸びしろが多く残されている選手です。持ち前のやる気と勤勉さを生かして、近い将来1軍での活躍を期待できる高い能力を持っています。生まれは函館、その後、門別、札幌とすでに北海道のことはよく知っている生粋の北海道民。北海道出身選手として活躍を期待したいところです。頑張ってください」
○育成ドラフト1位 宮田輝星外野手
「彼の売りは間違いなく足の速さです。陸上選手のような軽やかな足は見る者の目を奪います。チームが今最も必要としているスピード、その持ち主で、結果さえ出せば2階級特進の1軍でのチャンスも十分あるでしょう。将来代走のスペシャリストになるか、守備代走要員なのか、はたまた打撃力を上げ、レギュラーを奪うのか。チャンスを生かすも殺すも本人次第。まずは支配下契約を勝ち取ってください。頑張ってください」
○育成ドラフト2位指名 樋口龍之介内野手
「独立リーグでは本塁打、打点ともに日本人ナンバーワンの成績で、リーグを代表するスラッガーです。今年も横浜高校の1つ先輩である近藤選手らと徳之島で自主トレをしました。それが功を奏したのでしょうか。リーグ3年間の打撃成績は打率が2割6分、2割9分、3割5分と年々上がっていきまして、本塁打も1年目は2本でしたが、その後10本、今年は19本と一気に伸びてきた有望株です。実際167センチとプロ野球では非常に小柄で、しかも25歳でのプロ入り。しかし、和製アルトゥーべとして活躍できれば、小柄な選手には夢を、独立リーグの年を重ねた選手には希望を与えることができます。ぜひ頑張ってください」
○育成ドラフト3位 長谷川凌汰投手
「ご覧のような188センチ、98キロと素晴らしい体格から角度のある150キロを超える直球と低めに集まるフォークが武器です。昨年の指名漏れをバネに、今年1年本当に頑張りました。課題であった制球を改善し、1年間安定したパフォーマンスを出し、誠実に投げ続ける真摯な姿はまだまだ成長できるものを感じさせてくれます。年内1軍登板を目指し、頑張ってください」
(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)