楽天、来季スペシャルユニ公開で裏話も 守護神・松井の1セーブは「サインミスです」
銀次、茂木は「FANS’ ユニフォーム2020」のユニホームを着用
5試合開催する「FANS’ MATCH」で着用する「FANS’ ユニフォーム2020」は銀次と茂木が身にまとった。東北・宮城で「伊達の勝色」と呼ばれる濃いネイビーを採用。照明の関係などで遠目には黒色にも見えなくないが、濃いネイビーだと知ると、則本と松井が茂木に接近し、「こっちから見るとネイビー」と角度を変えてチェックした。「渋いというか、こっちもこっちで素敵な色だなと思います」と茂木。銀次も「かっこいい。渋さがあって、強そうなユニフォーム」と歓迎した。
トークショーでは今季の名場面や迷場面(?)の映像を見ながら、選手がその時の心境などを振り返った。松井に用意された映像は、7月24日の西武戦。1点リードの9回に登板すると、2死二塁で源田壮亮内野手を迎えた場面だった。1ボール2ストライクから投じた外角高めの直球に源田のバットは空を切ったが、嶋基宏捕手が捕球できず後逸。振り逃げになるかと思われたが、ボールはバックネットで跳ね返り、うまい具合に嶋のもとへ。捕球した嶋が一塁の銀次へ送球し、ゲームセットとなった。「ストレートが嶋さんの想像以上だった」と松井はドヤ顔だったが、則本昂が「本当は?」と追及すると「サインミスです!」と潔く認めた。38セーブで初タイトルを獲得したセーブ王に対し、則本昂が「37セーブと、壁が1セーブなんちゃうかな」と突っ込むと、会場は笑いに包まれた。
そのほか、雪のホーム開幕戦や則本昂の復帰登板、藤田一也内野手の「神の手」でのサヨナラ勝ちなど、印象深い試合で今季の戦いを回顧した。今季は最下位から3位に浮上。来季に向けて銀次は「選手一人一人が日々、努力していくのでまた熱い応援をお願いします。来年は優勝します」と宣言。松井は「このユニホームがラッキーユニホームとなって、縁起のいいユニホームとなるように頑張ります」と力強く誓っていた。
(高橋昌江 / Masae Takahashi)