多ければ月収30万超えも… 鷹のハニーズから見る球団チアの“裏側”
イベント出演や練習合わせ、年間で200日以上の活動も…
オープン戦が始まると、そこからは試合と練習の繰り返しになる。関さんによれば、平日のナイトゲーム時はメンバーは13時までにはスタジアムに入り、ミーティングや練習に励んでいる。
土日祝日のデーゲームなどでは試合開始2時間前に場外ステージでのパフォーマンスがあるため、試合開始の5時間前、例えば14時試合開始であれば9時頃にメンバーはスタジアムへ。そこから練習やミーティングを行い、場外ステージに臨むという。
試合前のオープニングパフォーマンスを披露すると、そこからも慌ただしい1日を送る。「試合が始まるとすぐ撮影会があります。3回終了時にはホットドックレースがあり、この他にもイニング間の演出に出ます。5回にはウーハーダンス、7回にはラッキー7のダンスを行い、9回にはスタンドで一緒にファンを盛り上げます。ホークスが勝てば、試合後には勝利の花火の時にダンスを披露させてもらいます。3人はこっち、3人はあっち、みたいな感じですが、基本的にメンバーはずっと動きっぱなしで休む時間はありません」と関さんは言う。
チームが遠征に出ている時でも休んでいるわけではない。「もちろんオフもありますが、そういう時こそ練習するか、地域のイベントに出演したりもします。球場外でもお仕事があったりして、チームが遠征に出ていても忙しいですね」。オープン戦からシーズン、そしてポストシーズンと年間90試合から100試合ほどのホームゲームがあり、それ以外にも練習やイベント出演などがある。多いメンバーでは年間200日以上は活動しており、関さんは「普通の会社員の方たちと働いている日数は同じくらいだと思います」と語る。
では、彼女たちは一体どう生計を立てているのか。「もちろん、ちゃんとお給料はあります」と関さん。オーディションの概要にも記載されているが、1試合の出演につき2万円が支給される。練習日にも手当は支給され、額はまちまちだが、イベント出演時にもギャラが支給される。