DeNA濱矢、メキシコWLで“有終の美” 白星挙げ3勝無敗で帰国へ「来季100%の力を」
ハムの元助っ人からの助言も効果大「お前はマウンドで考え過ぎだ」
チームメイトで15年に日本ハムでプレーしたミッチ・ライブリー投手からのアドバイスも生かした。「お前はマウンドで考え過ぎだ。アジアの打者とこっちの打者はスイングの軌道が違うから、お前のスプリットは有効だ」。その言葉を信じ、自信を持ってスプリットを力強く投げ込んだ。また来季を見越し、他の投手からもチェンジアップの投げ方を教えてもらい、球種に加えるために日々練習を重ねた。
「海外でこれだけがっつり野球をしたのは初めてでしたが、2カ月間楽しかった。あっという間でした。今年はDeNAでもファームで何度か先発をしましたが、1勝もできず、結果を残せていなかったので、先発もできるところを見せたかった。メキシコで3勝できたことは自信になりました。スプリットの完成度が高くなり、自信が深まったことが1番の収穫ですね」
メキシコでの約2か月間の武者修行を終えた濱矢は22日にマサトランを発ち、24日に帰国予定。帰国後はDeNAのファーム施設で自主トレを行い、2月のキャンプインを迎える予定だ。「まだ横浜に来てから結果を残せていないので、メキシコで培ったものを生かし、100%の力を出せるようにしたい。先発かリリーフかはチームが決めることなのでこだわりはないが、開幕からシーズンの終わりまで1軍で試合に出られるようにしたい」。来季は楽天からDeNAに移籍して2年目となる大事なシーズン。濱矢は活躍を胸に秘め、帰国の途につく。
(Full-Count編集部)