理想は大学の先輩・和田毅の姿 ロッテ小島がプロ1年目を振り返る【後編】

左打者への被打率が.322、右打者への被打率は.224と課題も

「(手ごたえを感じたシーンは)あんまりここっていう場面は思い浮かばないですけど、試合を作るということに関しては、途中から上がってきてからは5イニングで終わることもありましたが、しっかり3点以内では抑えきれていて、それをずっと続けることがすごい大事なんだなと思っています。ゼロにこだわる場面もありますけど、“ここは1点は仕方ない”とか、“その次のランナーは返さないように考えよう”とかっていう風に考えられたので、大量失点とかも少なかったのかなと自分で分析はしています」

 左右打者別成績を見てみると、左打者への被打率.322、右打者への被打率.224だった。「左対左で被打率が少し高かったので、そこは自分の課題。結局今季の終盤にも左バッターに打たれる場面が多かったので、それは来年にもつながる課題だと自分では思っています」

 右打者については「大学、高校からずっと自分は右バッターのインコースを攻める投球を軸にずっと教わってきて、ずっとそれをやってきていたので、プロに入ったから特別インコースを攻めたというわけではなくて、そういう自分のスタイルなので、そこは自分の持ち味かなと思います」と自信を深めたようだった。

 対戦して印象に残ったバッターは「みんなすごかったですけど」と前置きしつつ、「近藤さん(日本ハム)とか、楽天戦のときは銀次さんが毎回2本ずつくらい打たれているな(10打数5安打1打点)というイメージがあった」と、左の巧打者を列挙した。

 辛酸をなめさせられた西武打線に対しては「4月4日の試合ともう1回西武に投げて、2試合投げて2試合負けているので、しっかり来年はそこに勝たないとダメだと思っています。日本一になったソフトバンクや、1番点を取っている西武打線を抑えてなんぼ。そのための体力だったり技術だったりというのは、この秋と春のキャンプがすごい大事になってくるなと思っています」。

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