理想は大学の先輩・和田毅の姿 ロッテ小島がプロ1年目を振り返る【後編】
新球挑戦、チームメイトと渡米… オフは飛躍への準備
オフに入り、吉井理人1軍投手コーチの指導でツーシームを試している。小島は「少し手ごたえを感じているので、投げ込みというかしっかりと感覚をつかんで、試合で使えるようになったらいいかなと思っています」と新たな武器を手に入れようとしている。
鴨川キャンプではツーシームの試投とともに体力作りも重視していた。
「上で1年間投げ続けたわけではないので、全てを分かったわけではないですけど、本当に夏場は疲れが出てくると思うので、そこでどれだけチームに貢献できるかはピッチャーでも一番大切なところ。体力の部分が上がってくれば、自然と技術の部分も上がってくると思っているので、ランニングだったり体幹だったり基本的なことを重点的にやろうと考えています」
11月23日から12月4日までは成田翔投手、中村稔弥投手、種市篤暉投手、二木康太投手と、アメリカ・シアトルのトレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」を訪れた。ここはメジャーリーガーも利用する注目の施設。出発前には「最近取り上げられている施設でもあって、知識も学べると思う。みんなでたくさん学んでこられればと思っています」と目を輝かせていた。鴨川とシアトルでの成果は、来春の石垣島で発揮されることだろう。