現役引退の元中日・近藤、夢の続きは再び“親子鷹”で…「きっと野球の見方も変わる」
2軍のサブマネジャーとしてチームを支える「選手をサポートできるマネジャーに」
新たに進むべき道を思案する中で、球団から提案されたのは2軍サブマネジャーの職。同じ26歳で現役を引退した父の姿を幼少期から見てきただけに、セカンドキャリアの重要性は分かっているつもりだ。
「これからは、野球人というより社会人として成長していかないといきたい。僕が裏方さんにお世話になった以上に、選手をサポートできるマネジャーになりたいです」
スケジュールなどの調整役としてPCを使った簡単なビジネススキルも必要となるが「年明けまでにできる限りやっておきます」と意欲に溢れる。
父はアマ担当スカウトで業務上の関わりは少ないが「社会人として、いろいろ聞けることはあると思います」。少年時代からずっとプレーヤーとして情熱を傾けてきたゆえ「きっと野球の見方も変わる」。ユニホームを脱いだからこそ気づくことも、きっとある。まだ淡くだが、将来的に指導者になりたいという目標も頭の片隅で温めている。
「育成、1軍でのホームラン、戦力外……。5年間でしたが、いろんな経験ができました。これからもたくさんの経験をして、自分がどうなっていけるのか楽しみです」
まだ26歳。グラウンドの外で夢を追うのもいい。
(小西亮 / Ryo Konishi)