大谷の同僚、20歳超有望株も… 6年54億円契約を超えるMLB未経験の逸材は誰?
エンゼルスのアデルは昨秋の「プレミア12」にアメリカ代表で出場した
その筆頭格がエンゼルスのジョー・アデル外野手(有望株ランク全体5位)だ。記事は「20歳のアデルは昨季マイナーで計76試合出場、打率.289、10本塁打を放った」と指摘。そして「エンゼルスは今、勝利を目指している。ア・リーグのワイルドカード2枠を懸けた熾烈な戦いが予想される中で、全ての勝ち星が大事になる。右翼のポジションは空いており、契約延長によってアデルを開幕戦のロースターに入れることができる。彼のメジャーリーグサービスタイムについて悩む必要がなくなる」と解説。
投手では、タイガースのケイシー・マイズ投手(有望株ランク全体7位)であると紹介。「投手の有望株と長期契約延長した球団はない。あまりに多くの怪我のリスクが潜んでいるからだ」とした上で「最終的には思い切って投手の有望株と長期契約する球団も出てくるだろう」と予測し、「タイガースとマイズがその筆頭である」としている。
マイズは昨季マイナー計21試合に登板、8勝3敗、防御率2.55。109回1/3を投げて106三振を奪っている。記事は「この22歳は紛れもなく球界最高の投手の有望株である」と説明。「マイズは1年間(2019年)の大半を2Aで過ごし、3Aの経験が不足しているにもかかわらず、MLBに昇格する準備が整っていると考えられている。どれ程の金額になるか定かではないが、MLBデビュー前に契約延長をする候補者である」と指摘している。
記事ではほかにもレイズのワンダー・フランコ内野手(有望株ランク全体1位)を紹介。「とてつもない才能」であるとし、「2020年に19歳になるフランコがMLBデビューする可能性は論外ではない」と評している。フランコは昨季マイナーで計114試合出場、打率.327をマークしている。
アデルは昨秋の「第2回 WBSC プレミア12」に米国代表として出場。侍ジャパンとの一戦では、大野雄大から右翼スタンド中段に飛び込む特大の一発を放つなど、日本でもおなじみの選手。今後もメジャー未経験選手の大型契約があるのか、注目される。
(Full-Count編集部)