MLB歴代3位、2728勝の名将も“サイン盗み”? 元選手が証言「彼がシステムを設置」

75歳のラルーサ氏は現在エンゼルスのシニアアドバイザーを務める

 75歳のラルーサ氏は1979年から86年途中までホワイトソックス、86年途中から95年にアスレチックス、96年から2011年までカージナルスの監督を歴任。最優秀監督賞に4度選ばれるなど、メジャー歴代3位の監督通算2728勝(2365敗)を挙げた歴史的名将。マクダウェル氏の話が事実であれば衝撃だ。

 マクダウエル氏が語ったところによると、このシステムは次の日の先発投手が、監督室で捕手のサインを見て、ゲータレードの看板のライトを操作してホワイトソックスの打者に知らせるものだったというう。

「この昔のシステムについて私がこれまで何も言わなかったのは、(1991年に)新しい球場になったときに、それがそのままあったのかどうか知らなかったからだ」「(新しい球場にもそのようなものがあったという)噂は聞いたことがあったけど、それはもう、次の日の先発投手にオフィスでスイッチを操作せさるようなものではなかったようだ」。

「ESPN」はラルーサ氏にコメントを求めたが、エンゼルスからの返答はなかったという。今回のサイン盗み問題は、思わぬ形で過去のMLBに波及している。

(Full-Count編集部)

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