所属球団の成績には明白な傾向が 「シーズン最多得点」の選手が持つ価値とは?
3年連続で1位と2位が1得点差と、僅差の争いを繰り広げていた時期も存在
また、2012年から2014年の3年間は、得点数1位の選手と2位の選手の差がわずか1点。2015年もその差は2点と、相当な僅差で最多得点のタイトルの行方が決まっていた。その際に惜しくも2位となっていた、4名の選手は以下の通りだ。
○2012年
聖澤諒(楽天):78得点
チーム得点:491点(リーグ4位)
チーム順位:4位(67勝67敗10分 勝率.500)
○2013年
長谷川勇也(ソフトバンク):92得点
チーム得点:660点(リーグ1位)
チーム順位:4位(73勝69敗2分 勝率.514)
○2014年
西川遥輝(日本ハム):90得点
チーム得点:593点(リーグ2位)
チーム順位:3位(73勝68敗3分 勝率.518)
○2015年
秋山翔吾(西武):108得点
チーム得点:631点(リーグ2位)
チーム順位:4位(69勝69敗5分 勝率.500)
こちらも所属チームの得点数はおおむね優秀だが、チーム順位は3位が1度、4位が3度と、先ほど紹介したデータに比べればやや伸び悩んでいた。しかし、4チームとも勝率.500以上という数字を記録しており、極端に成績が悪かったというほどでもない。全体的な傾向としては、得点数がリーグトップだった選手たちと同様に、所属チームは打線と勝敗数の両方で一定以上の数字を残していると言えそうだ。